2019年06月23日

不動産市場低迷の要因

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昨日、夏至を迎え、本格的な夏が迫ってきました。

不動産市場では夏は「枯れる」というネガティブなものとなり、
夏至はGWからのシーズンが終わりを告げるものです。

特に今年は、6月半ばから落ち込みが感じられ、
早々にシーズンが終わってしまったのか、
これは一時的なもので、
シーズン終了前にもう一山あるのか、
戦々恐々としております。

もし、シーズンがこのまま終わるようであれば、
先の「老後資金不安」の騒動がきっかけとなるのでしょう。

漠然とした先行き不安で、
目に見えないものの、日本経済全体が低迷しているなか、
今回のような「不安が顕著になるきっかけ」があると、
一気に市場が冷え込むことになります。

このきっかけが起こることが確定しているのが、
「消費税の増税」です。

駆け込み需要が、
8〜9月頃にあるかと予想されますが、
増税後の10月以降、短くても年内は、
かなりきつい落ち込みがあることでしょう。

7月に準備して、
8〜9月に売る、というのが最後との売却チャンスになります。

(補足)消費税増税の取り扱い
10月以降の決済(引渡し)の場合、契約が9月までであっても、
増税後10パーセントの対象となります。

また、市場が低迷している要因の一つとして、
「金融機関の不動産関連融資に対する厳格化」があります。

スルガ銀行の不正融資発覚以降、
金融庁からの締め付けもあり、
多くの金融機関で不動産(住宅ローン)関連融資に対して、
審査が厳しくなりました。

昨年までなら審査を通過できた内容でも、
今年に入ってから、特に、最近は、
審査否決、減額、取り組み不可という回答になることが多くなっています。

住宅ローンが借りれなければ、
当然、不動産を購入できない(売却できない)こととなり、
市場が低迷します。

住宅ローンの融資額減額でも、
例えば、3,000万円から2,000万円への予算縮小など、
不動産市場の下落要因になります。

金融機関としても、
来年以降の日本経済がさらに厳しくなることを予想して、
貸倒れ(返済延滞)が増えると見込んでいるのかもしれません。

これらのことを考えると、
今年の秋以降、来年も再来年も、年々、
不動産市場は厳しい状況にあります。

自宅の場合、家を買うのも売るのも、
市場動向以上に生活や家族などの事情が優先ですから、
売却を急ぐ必要はありませんが、
相続などの余剰不動産については、
お急ぎいただくことをお勧めします。
posted by preseek_shibata at 14:04| Comment(0) | 不動産コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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