2015年06月09日

老後の住処を自由に選ぶために

昨年の「地方消滅」に続き、今年の「介護難民」でも話題を提供した「日本創成会議」。

提言そのままに実現することまでは期待していないのだろうが、有識者のなかで論議、発言がなされ、メディアで取り上げられて、関心が広まるだけでも十分な効果が出ており、これだけでも思惑通りなのではないか。

提言がなされれば、それに対して反対意見が出るのはいつも通り、少子化、高齢化問題では、どんな提言がなされたとしても完璧はありえず、どこかしらには問題点は残されるもの。その問題点を批判し反対するのは簡単だが、提言すること、行動することが大事なのではないか。

提言の要点は、現役を引退したら、都心部での介護医療負担を軽減するため、地方に住み替えてくれという。

都心部では介護施設が不足し、入れたとしても高額な費用が必要となる。医療の供給も足らず、現役世代に優先して回したい。地方に移り住むことにより、医療介護系の経済活動が活発になり、単純に人口が増えた分、経済効果が生まれる(財政負担との兼ね合いは不明)。

これに対しての反対意見は次の通り。

高齢になってからの住み替えは、肉体的にも精神的にも大変。縁もゆかりも知人友人もない地域にはいけない。受け入れる地方側の負担も大きい。究極は「高齢になったら追い出すのはまるで姥捨て山」というものまで。

提言のイメージや負の部分から見れば、その通りなのでしょう。でも、強制しないものであれば、そういう方向もあるよという提言をすることはいいことで、親の仇みたいに批判することはない。

老後になっても、馴染みの地域で暮らしたい、子供や孫のそばで暮らしたい、都心の最先端な感度と便利さを享受したい、というのであればそれでいいし、都心はなにかと騒がしい、物価も高いし、医療や介護も受けづらいから、のんびりと暮らせる地方へというのであればそれでいいのではないか。

人は老いることと死ぬことからは逃れられません。逃れられないなら、どのように迎えるか、どのようにしたいのかを考えておくことが大事。

批判でもあるように、高齢になっていきなり見知らぬ地方へ行けと言われれば、それは確かに腰が重くなり不安もある。住み慣れた地域、便利な都心、現役世代の近くで暮らしたいなら、暮らせるような経済力があればいいだけです。

現役時代から老後資金の手配をしておくこと。これがあれば、残ろうが住み替えようが選択は自由です。むやみに、高額な自宅(住居費)、過剰な教育費の出費をすることなく蓄えておきたいものです。※子を持つ親の心理として教育費が抑えづらければ住居費で、あとはクルマか。

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posted by preseek_shibata at 13:47| Comment(0) | TrackBack(0) | くらしと生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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