2013年02月27日

成果のためなら人の道に反しても

多くの誤認逮捕を生んだなりすまし事件で、真犯人と言われている男性が逮捕された。逮捕された男性は、否認しているらしいが、真犯人なのかどうかは今後の捜査に委ねるしかない。また、誤認逮捕でなければいいのだが。

この男性が真犯人かどうか、ということは別に、違和感を感じたことが二つ。

一つ目は、逮捕されたら容疑者であり、刑事被告にはなるが、裁判が終わるまで真犯人か、無実か無罪かは未確定であり、逮捕された直後から、真犯人であると確定したように報道するメディアのあり方はいかに?

今回のなりすまし事件では、多くの人が誤認逮捕された。無実であるにも関わらず、真犯人として大々的に報道したメディアは、警察と同等に罪があるのではないか。しかし、一切の謝罪はない、もしくは、報道と比べ小さすぎる。

二つ目は、今回逮捕された容疑者の私生活に関して、逮捕前から尾行され、盗み撮りをされていたこと。さらに、逮捕時の現場に数多くの報道機関が集結し、撮影できたことを不思議に思う。

なぜ、尾行し盗み撮りをできたのか。なぜ、逮捕時の瞬間を撮影できたのか。さらに、逮捕直後に容疑者の過去から今に至るまでの取材ができていたのか。

考えられることは、警察側が容疑者の情報を事前に報道機関に垂れ流し、報道は正義だと過剰に思い込んでいるメディアのおごりからなんでも許されると勘違いしているということ。

今までにも、逮捕前の様子として、数日も前からの映像が放映されるたびに、なぜ撮影することができたのか、関係者を片っ端から尾行し撮影しているのか、特定の人だけに絞っているのか、なぜ、特定したのか、その情報源は、など疑問に思うことが多かった。

今回のような刑事事件とは別として、日常生活、恋愛報道など、報道機関なら、他人のプライバシーからなにからなんまで、勝手に尾行し撮影していいのか。プライバシーの侵害にあたらないのか不思議でしかたない。

政治家という選挙で選ばれた公職、税金を使い所得を得ている公僕である公務員なら、業務的な面の部分で仕方ないときもあるだろうが、犯罪に関係のない私生活、一般市民、民間企業人まで対象とされるのはおかしい。

報道機関の社員、記者などが、同様に、家庭の問題、恋愛など私生活を、尾行され、撮影され、公開されたら、どういう反応をするのだろうか。自分たちもしているから仕方ない、と理解してもられるとは思わない。こういう人に限って、騒ぎそうにさえ思う。

結局、自社の都合、自分の成績成果のためなら、他人がどうなろうが関係ない、という風潮が蔓延している社会であるということではないか。

不動産、住宅業界でも、自社、自身の成績のためなら、道義、仁義、人の道に反し、さらには、法律の抜け道をつき、法律さえやぶっても構わない、という人や会社が非常に多い。財閥系の銀行系でさえ例外ではない。(最近の経験より)

経営者として、業績のことを考えることは当然であるが、現場に立ったとき、うまくいってくれたらありがたいと思うまでで、正義に反してまでやらない節度は大切にしたい。

こんな甘ちゃんの発想だから、生き馬の目を抜くこの業界で伸びきれないのでしょうね。

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posted by preseek_shibata at 19:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 不動産コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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