2017年04月09日

不動産のドラマや小説にも監修を

史上最年少で将棋のプロ棋士となった愛知県の中学3年生、藤井聡太四段が4日の対局に勝って、デビュー戦から11連勝の新記録を達成した。

映画界では先月前編が公開された(後編は今月公開)「三月のライオン」、今月DVD化された「聖の青春」など、立て続けに将棋が題材となった。

このように将棋が話題に取り上げられることが多くなり、一時的なブームが訪れる前触れでしょうか。

映画やドラマが制作されるとき、将棋であれば「将棋監修」、この他にも、法律、歴史、医療、科学、宇宙などなど、その道の専門家がリアリティを追求するために助言する役割をもつ「監修」という役割があります。

先の映画では、将棋そのものと将棋界の習慣や文化、雰囲気など、現実離れして白けてしまわないように、監修のみな様がたくさんの助言をされ、制作サイドも意見を取り入れたように感じました。

不動産業界でも、昨年、「家を売るオンナ」を始め、不動産業界側、消費者側それぞれの視点からのドラマが制作されました。

同じ業界に属する立場として拝見させていただきました。その感想は、かなり現実的でリアリティがある、という面と、う〜ん、そんなことはないよ、という面の半々というところでしょうか。

ドラマですからデフォルメしたり創作したりされることもあるでしょうし、あくまでもフィクションということで割り切れれば楽しく拝見させていただけます。さらに、日の目を見ない不動産業界が取り上げていただくだけで、とてもありがたく思います。

小説の世界でも、人気作家の乾くるみさんが「物件探偵」という不動産を題材とした小説(ミステリーのような、人間模様のような)を発刊されました。

紹介文には「間取り図には、あなたの知らない究極の謎(ミステリ)が潜んでいる」「150万部のベストセラー「イニシエーション・ラブ」で日本中をまんまと騙した作家が、不動産に絶対騙されないコツ、教えます!!」と刺激的な文言が書かれており、騙されないためにも読まなくてはと、手に取りました。

内容は、不動産の声が聞こえる宅建主任者(現在は宅建士)が、トラブルに巻き込まれた消費者を救済する(謎を解く、真理を導く)という短編6話で構成されております。

新しく不動産投資を始めた地方の人、アパートに暮らす一人暮らしの女性、離別した子供を自宅に引き取った人、下町に古いアパートを所有する女性、定年後に時間を持て余す人、事故物件を買った人、などがトラブルに巻き込まれ、そこに「物件探偵」が現れます。

その時「怪しいものではありません(宅建免許を提示し)宅建主任者です」と名乗ります。これで、あ〜安心となるのはリアルではなく、話の流れ上で仕方ありません。また、宅建主任者ではなく宅建士だよ、という面も置いておいて、一番に気になったのは「宅建という認定をもらっている」というくだりです。

宅建士(旧主任者)は、認定資格ではなく、国家資格であり、資格者とおっしゃって欲しかった。本来は、取引に携わる人は全員必須としなけばならないのですが、事務スタッフでも他の職種でも、とにかく社内で5人に1人以上の資格者が所属していればいい、という規制の甘さが、資格から認定と格下げされてしまう要因なのでしょうか。

これからも業界のことが、書籍やメディアで取り上げられることが増えて欲しいと思っております。その際に、不動産業界の監修をされる方を是非活用してほしいと切に願います。小説のようにトラブルに巻き込まれないためにも。

先日「コンピューター将棋ソフトが、ついに名人を破った――。将棋ソフトの「PONANZA(ポナンザ)」が佐藤天彦名人(29)を圧倒した。」というニュースが流れました。

また「ビットコインの基礎となるブロックチェーン技術が発展するとなくなる職種」のなかで、不動産営業が取り上げられていました。

将棋も不動産業界も、コンピューターが席巻するようになると、ドラマもトラブルもなくなるのでしょうか。

乾くるみ 『物件探偵』 | 新潮社 紹介サイト http://www.shinchosha.co.jp/book/350781/

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posted by preseek_shibata at 13:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする