近頃は、同じような窓口が増えたことと、ネットで広く情報を収集でき、借入シミュレーションまでできることから、皆さまそれぞれ独自に研究しているものと思われ、単純な住宅ローン相談は減少した。
住宅ローンを検討してみるうえで、どのような想定をするかにより、結果は大きく変わる。
想定事項は、変動金利(1%弱)なのか長期固定(2%〜)なのか、借入期間を最長の35年とするか定年までに完済とするか。
さらに、借りた後、収入の変化、生活費の変化、金利の変化、繰り上げ返済の実行有無と時期・金額なども検証するには重要になってくる。
試算の想定として理想論を言えば、一番厳しい条件・状況にすること。
金利は高め、返済期間は短め、収入は最悪のライン、繰り上げ返済なし、として、生活の変化があってもやっていけるのであれば間違いない。
しかし、もう少し出せれば(借入が増やせれば)、住まいが希望に近づく、条件が良くなるというのもよくあること。この場合、どの部分の想定を緩めるかが難しい判断になる。
組み方を工夫して金利設定を緩めるのか、繰り上げ返済などを見越し借入期間を延ばすのか、収入が増加することを想定するのか。
実際に相談を受けた場合、住まいに求める内容や家族の状況、働き方や生活スタイル、地域性や不動産の特性などにもより、回答は異なり、一概に言える妙案はない。
助言するとしたら、住宅ローンだけを考えずに、総合的に大きな見地から考えてみること、でしょうか。
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